髙橋匡太+柴幸男 「たてもののおしばい」

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ムービングプロジェクターを駆使した野外劇。
役者として豊かな表情を披露するのは、象の鼻パークを取り囲む5棟のビルです。

ふだんは動くことも話すことも出来ない建物が
アーティストによって個性を与えられ対話を始めるとき、
見慣れた風景は物語を紡ぎ出します。

これは、「スマートイルミネーション横浜2014」の参加作品のひとつ。
光のアーティスト髙橋匡太氏と、劇作家であり演出家の柴幸男氏の
コラボレーションから生まれました。

建築に顔があって話しだす、という強烈なインパクトに加え、
「風邪気味だ・・・」といったコミカルな会話の面白さも加わり、
建物に愛着がわき、街を見る目が変わるような作品となりました。

それぞれのビルの表情は、象の鼻テラスにおいて柴氏が展開する「シアターゾウノハナ」の役者たちが演じたものをあらかじめ撮影し、プロジェクターによって投影しています。
同時に、LED照明の光によってそれぞれの壁を淡く染め上げることにより、映像が空間になじんだ印象になっています。

ビル同士の会話は広場に設けられたスピーカーから聞こえるほか、
壁にも文字として投影され、誰もが気軽に楽しむことができました。




スマートイルミネーション横浜 http://www.smart-illumination.jp/
高橋匡太 http://www.kyota.jp/


【使用製品】 ColorReach Powercore x 3台, ColorBlast 12 x 8台

会期
2014年10月30日(木)~11月3日(月・祝)
用途
アートワーク
所在地
象の鼻パーク(神奈川県横浜市)
photo
村上美都

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