白根昌和+宮崎沙綾 「WINK」(TOKYO DESIGNERS WEEK 2014)
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運送用のコンテナの内部に現れたのは、大きな万華鏡のような空間。
来場者が中に入ると、衣服の色や人の動きを鏡面が写し取り、
空間全体が万華鏡のように表情を変えます。
鏡のように見える素材は、じつは軽くて、しなやか。
厚さ2.5mmのMDFと呼ばれる成型板にミラーシートを貼って作られています。
およそ1000枚のパネルどうしをジッパーでつなぐことにより、
「ジッパー建築」ともいえる多面体が構築されています。
一般的な建築が、「固く、重く、動かない」ものであるのに対し、
このジッパー建築は、「柔らかく、軽く、動かしやすい」もの。
建築の概念すべてを反転し、新しい建築のあり方を提示しながら、
構造の強さにも配慮がなされています。
東京での初披露となる「コンテナ展」での展示では、多面体の外側にフルカラー照明を設置。
パネルの開口部やファスナーから射し込む光の色が万華鏡に加わり、色彩と輝きに満たされる空間となりました。
【使用製品】 ColorBlast 12
- 会期
- 2014年10月25日~11月3日
- 用途
- アートワーク
- 所在地
- 明治神宮外苑絵画館前(東京)
- photo
- Nacasa & Partners (上3点)、Shin Inaba (下)
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