銀座駅リニューアル(地下エリア)

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東京メトロ「銀座駅」は、1934年から銀座の交通を支え、今も機能し続ける歴史的建造物です。
老朽化への対策とあわせて、迷宮のように複雑な地下動線に対応すべく、大規模なリニューアルが実施され、
2020年10月16日、生まれ変わった銀座駅が披露されました。

リニューアルコンセプトは、銀座駅を「誰にでもわかりやすい空間」にするという、シンプルかつ普遍的なもの。
文字の標識に頼らなくても、直観的に領域や方向を把握しやすくするため、
各路線の車体や標識に使われている色(ラインカラー)が、光の色として採用されました。

銀座駅には、地下鉄の銀座線、日比谷線、丸ノ内線が、重なるように乗り入れています。
各路線を表現する色(銀座線=レモンイエロー、日比谷線=シルバーホワイト、丸ノ内線=チェリーレッド)の光が、
駅の入口から地下道、改札、ホームへと、利用者の目線の先に連なります。

一貫した光の色は道しるべとなり、さらに、
柱や壁などの鉛直面を照らす光は、空間に「明るさ感」を生み、
利用者にはいずれも安心感をもたらします。

路線ごとの色を光で表現するにあたり、フルカラーLED照明を使用するほか、
各路線専用の単色LEDが開発されました。
表現すべき3つの色をふまえながら、駅の業務信号との色差をつくり、
誤認が生じないよう調整されています。

銀座駅を彩る光は、地上の街の華やぎを地下にも伝えながら、安心で快適な空間を支えています。

建築主: 東京地下鉄

使用製品:
特注LED照明(柱)、iColor Flex LMX gen2(天井画の周囲)、
PureStyle IntelliHue Powercore(遺構展示などの光壁)、
白色特注LED照明・色温度固定(天井ライン照明)、白色特注LED照明・色温度可変(曲面天井の間接照明)、
白色LED照明(ホーム対向壁)

関連事例:
銀座駅リニューアル(地上出入口) https://www.colorkinetics.co.jp/works/899

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受賞
照明学会「2021年 照明デザイン賞」優秀賞
https://www.ieij.or.jp/award/design_his.html
照明学会「2020年 照明普及賞」
https://www.ieij.or.jp/atarashii-shomei/2020/pg_19.html

用途
駅、交通施設
設計
設計: 向井一郎+大場啓史+須賀博之 / 日建設計
照明デザイン: 松下美紀照明設計事務所
所在地
東京都
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Nacasa & Partners

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