銀座駅リニューアル(地上出入口)

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東京メトロ「銀座駅」は、1934年から銀座の交通を支え、今も機能し続ける歴史的建造物です。
その大規模なリニューアルが実施され、地下空間の刷新が2020年10月に完了。
改修の一環として、地上の出入口にガラスの「上家(うわや)」が新たに設けられました。

*出入口の改修工事は継続中です。
 すべての出入口の完成は2023年を予定しています。

銀座駅のリニューアルコンセプトは、銀座駅を「誰にでもわかりやすい空間」にするというもの。
文字の標識に頼らなくても、直観的に領域や方向を把握して、
行きたいところに迷わずたどりつけるよう、さまざまな工夫がされています。

地下空間と同様に、地上の出入口の改修にも、
「わかりやすく」というコンセプトが反映されました。

銀座駅には、地下鉄の銀座線、日比谷線、丸ノ内線が乗り入れ、
さらに、商業施設の地下フロアにも連結しています。
そうした広大な地下空間と地上を結ぶのが、この出入口です。

出入口を覆うガラスは、夕暮れを過ぎると柔らかに発光し、
ガラスに印刷されたモチーフを際立たせます。

光の色は、それぞれの出入口から最も近い路線の車体や標識に指定されている色(ラインカラー)を表現。
ガラスに特殊印刷されているモチーフは、各路線の頭文字からデザインされたもの。
光の色とモチーフが一体となり、最寄りの路線を表します。

路線    光の色    ガラスのモチーフ
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銀座線  「レモンイエロー」   「G」
日比谷線 「シルバーホワイト」  「H」
丸ノ内線 「チェリーレッド」   「M」

この組み合わせは、出入口から地下道、改札、ホームへと連なり、利用者の道しるべとなります。
路線を示す3つの色を表現する手段として、各路線専用の単色LEDが開発されました。

銀座駅の出入口からふわりと立ち上がる光は、行き交う人の目線をとらえて地下へと導きながら、
銀座の夜景の新たな彩りとなっています。

建築主: 東京地下鉄

使用製品: 特注LED照明

関連事例:
銀座駅リニューアル(地下エリア) https://www.colorkinetics.co.jp/works/898

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受賞
照明学会「2021年 照明デザイン賞」優秀賞
https://www.ieij.or.jp/award/design_his.html
照明学会「2020年 照明普及賞」
https://www.ieij.or.jp/atarashii-shomei/2020/pg_19.html

用途
駅、交通施設
設計
設計: 向井一郎+大場啓史+須賀博之 / 日建設計
照明デザイン: 松下美紀照明設計事務所
所在地
東京都
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Nacasa & Partners
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