「ミュージックテラス」の一部として2023年9月に開業した「Kアリーナ横浜」は、
世界最大級、約2万席を有する音楽特化型アリーナです。

夜間に外観を特徴づけるのが、
フルカラーLED照明の光を受けて際立つ「庇（ひさし）」。

庇の曲面を内から外へと照らし出す光は、
アリーナ内部の躍動感や観客の熱気、建物の存在を遠方にも伝えます。

庇の照明演出には四季を象徴する色彩などを採用。
今後はアリーナで開催されるライブと連携して
光の色を変えることも予定されています。

アリーナを囲む歩行者空間（ペデストリアンデッキ）では、
夕暮れを過ぎると、装飾的な柱がアクセントとなります。
柱から天井に向かう曲面を柔らかく照らし、明るさ感を高めるとともに、
ライン状の照明が放射状に輝き、歩行者の目線をとらえて奥へと導きます。

光をまとった巨大な庇と、輝く柱。
これらの「光」は、施設の存在感を高めると同時に、
ライブコンサートの前後に過ごす特別な時間を
記憶に残す役割を担っています。

事業主：　株式会社ケン・コーポレーション
設計：　　野沢誠（総合クリエイター）、株式会社梓設計、株式会社国建、鹿島建設株式会社

使用製品
庇　　Graze Compact IntelliHue Powercore 4ft （ナロー）107台
柱　　ColorRibbon Diffuser RGBW（5000K）32本
　　　Graze Compact IntelliHue Powercore 1ft（ワイド）32台